レーザー脱毛の脱毛機別の違いと、メリットとデメリット

脱毛
脱毛の種類は大きく分けると、ニードル脱毛、レーザー脱毛、フラッシュ脱毛の3種類ですが、レーザー脱毛に関しては特に種類が多く、効果や痛み、メリットやデメリットも変わります。
もちろん脱毛クリニックによって取り扱っている店舗と取り扱ってはいない店舗もあるのでそちらを要チェック。

ダイオードレーザー脱毛機

  • ダイオードレーザーは、特定の波長(通常は800ナノメートル)の光を使用し、メラニンに吸収されて毛根を焼き切る。
  • 効果的な脱毛ができ、施術時間が比較的短く負担が少ない。
  • 痛みや刺激は軽減されており、多くの人に適している。

また、ダイオードレーザー脱毛には、熱破壊式と呼ばれる方法と、蓄熱式というまだ新しい脱毛方法があるんです。蓄熱式脱毛は、従来の毛根に熱を加える脱毛方法と違い、バルジ領域と呼ばれる細胞に連続して熱を加えて、脱毛効果を出すことが期待されています。

こまちゃん
こまちゃん

バルジ領域って、どこにあるんですか?

みい先輩
みい先輩

バルジ領域は、毛根の中にあって、表皮から少し深い位置にあるんよ。

こまちゃん
こまちゃん

それで、具体的にどんな役割を果たしてるんですか?

みい先輩
みい先輩

いい質問だね。バルジ領域は、毛の成長サイクルを管理しているよ。例えば、髪の成長期、退行期、休止期など、髪の成長段階を調整しているんよね。また、バルジ領域には幹細胞もあって、新しい毛髪の形成や髪の再生にも関与していると言われてますよ。

こまちゃん
こまちゃん

なるほど。だから脱毛にも関係があるんですね。具体的にはバルジ領域が脱毛治療にどのように関連してるんですか?

みい先輩
みい先輩

ダイオードレーザーの蓄熱式脱毛は、バルジ領域をターゲットにしていて。例えば、一般的な高出力レーザー脱毛は毛根にある細胞に熱を加えるのに対して、蓄熱式脱毛はバルジ領域にレーザー光を照射して毛根の活動を抑制しようとするんだ。これにより、毛の成長が停止するって仕組み。

こまちゃん
こまちゃん

バルジ領域について知ることで、脱毛治療の理解が深まりそうですね。

みい先輩
みい先輩

ただ、注意点としては蓄熱式の脱毛は近年稼働し始めていて、まだ歴史も浅いので効果が完全に実証されているわけではないよ。ここもしっかりとプロの話を聞いて考えてみようね。

ダイオードレーザーの蓄熱式

原理: 蓄熱式ダイオードレーザーは、毛根を熱エネルギーで破壊するのではなく、毛根より皮膚近くにあるバルジ領域を加熱し、毛根の働きを無力化する仕組みです。レーザー光がバルジ領域に蓄熱、吸収されることで効果があると言われています。

効果: 蓄熱式ダイオードレーザーも脱毛に効果的ですが、毛根を熱破壊する熱破壊式に比べると、効果が現れるまでに時間がかかることがあります。蓄熱式は、毛が細くなり、成長が停止しますが、熱破壊式よりも効果までに時間がかかる傾向があります。

ダイオードレーザーの熱破壊式

原理: ダイオードレーザーの熱破壊式は、毛根に直接熱エネルギーを送り、毛根組織を破壊する仕組みです。特定の波長のレーザー光がメラニン色素に吸収され、その熱エネルギーが毛根に伝わり、毛乳頭に熱ダメージを与えます。

効果: 熱破壊式ダイオードレーザーは、毛根に焦点を当てて確実に破壊するため、蓄熱式に比べると効果的な脱毛が期待できます。毛は薄く、徐々に成長が停止します。

どちらのダイオードレーザーも脱毛に効果がありますが、熱破壊式はより効果が速く、毛根を確実に破壊する傾向があります。一方、蓄熱式は効果が現れるまでに時間がかかる場合がありますが、肌に対する負担が比較的少ないとされています。適切な脱毛機の選択は、肌質や個人の要求によって異なるため、専門家のアドバイスを受けることが大切です。

アレキサンドライトレーザー脱毛機

特徴:

  • アレキサンドライトレーザーは、755ナノメートルの波長を使用し、効果的に脱毛できる。
  • 痛みは少ないが、褐色皮膚には向かないことがある。
  • 細かい毛にも効果的で、顔や小さなエリアに使用されることがある。

アレキサンドライトレーザーのメリット:

高い効果: アレキサンドライトレーザーは、755ナノメートルの波長を使用して、メラニンに効果的に吸収されます。そのため、毛根に焦点を当てて効果的に脱毛が行えます。特に、濃い毛色に対して高い効果が期待できます。

施術の速さ: アレキサンドライトレーザーは高いパルス照射速度を持っており、広い範囲の処理が迅速に行えます。大きなエリア(例: 脚)でも効率的な施術が可能です。

痛みの軽減: アレキサンドライトレーザーは、光パルスを短時間で照射するため、多くの患者にとって痛みが比較的軽減されます。しかし、個人差がありますので、麻酔クリームの使用が選択肢としてあります。

細かい毛にも適している: アレキサンドライトレーザーは、細かい毛にも効果的にアプローチできるため、顔やボディ全体、さらに細かな部位にも使用されます。

アレキサンドライトレーザーのデメリット:

肌色への制限: アレキサンドライトレーザーは、特に明るい肌に向いており、暗い肌への適用には制限があります。暗い肌に使用すると、肌に熱を蓄積させてやけどのリスクが高まることがあります。

日焼け肌への制限: 日焼け肌に対してアレキサンドライトレーザーを使用することは避けるべきです。日焼けしている肌に照射すると、肌への熱が増加し、やけどのリスクが高まります。

価格の高さ: アレキサンドライトレーザー脱毛は、その高い効果と効率性に対応して高価です。そのため、予算に合わせて検討する必要があります。

アレキサンドライトレーザーは、特に明るい肌と濃い毛色を持つ人々にとって非常に効果的な脱毛方法です。しかし、肌色や日焼け肌、セッション数、価格などの制限を考慮しながら、専門家のアドバイスを受けながら適切な脱毛機を選択することが大切です。

YAG(ヤグ)レーザー脱毛機

特徴:

  • YAGレーザーは、1064ナノメートルの波長を使用し、深部の毛根にアプローチする。
  • 皮膚にほとんど刺激を与えず、暗い肌色にも効果的。
  • 顔や体の大きなエリアに使用されることがある。

YAGレーザーのメリット:

肌色への適応範囲が広い: YAGレーザーは、広い肌色の範囲に適応できます。明るい肌から暗い肌まで、多くの肌色に対応できるため、選択肢が広がります。

お肌への安全性が高い?: YAGレーザーは、肌に対する熱の影響が比較的少ないため、やけどや色素沈着のリスクが低いとされています。特に、暗い肌に対しても安全に使用できることが大きな利点です。一般的にレーザー脱毛とフラッシュ脱毛は色素がある部位には脱毛できないと言われているため、お肌の状況にもよりますが日焼けした状態でも施術可能性があるならメリットですね。

YAGレーザーのデメリット:

効果に時間がかかる: YAGレーザーは、他の一部のレーザー脱毛機に比べて、効果が現れるまでに時間がかかることがあります。毛の成長サイクルに合わせて複数のセッションが必要です。

痛みを感じやすい: YAGレーザー脱毛は、一般的な光を使用する脱毛方法と違い、メラニンに反応させるわけではないので痛みを伴いやすいです。ただし、痛みの感じ方は個人差があり、麻酔クリームの使用が選択肢としてありますのでその上で判断するのも良いかもしれないです。

YAGレーザーは、肌色に制約が少なく、安全性が高いため、多くの人にとって魅力的な脱毛方法です。ただし、完全な脱毛までに時間がかかることや痛みの感じ方には個人差があるため、専門家のアドバイスを受けながら適切な脱毛機を選択することが大切です。

まとめ

脱毛はいずれも期間と回数がかかるものですし、効果や感じ方も人それぞれです。

焦らずに本当にあなたに合った脱毛を選ぶことがたった一度の人生ではオススメです。

ついでに「ポップアップ現象」

脱毛経験している方ならわかるかもしれませんが、脱毛施術をした後に、「あれ?毛が濃くなったかも?」と感じたことや、毛がポロポロと抜け落ちているという実感を感じられたことがある方もいるかと思います。

これらの現象をポップアップ現象と言います。

この現象の有無にかかわらず、脱毛の効果はありますので、ポップアップ現象がないからと効果が無いと感じるのは早いですよ。

一般的にレーザー脱毛とフラッシュ脱毛の場合だと毛が抜け落ちるまでには1週間~2週間はかかりますからね。

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